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F-22A Block-20 03-4050
Wings
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2022年7月11日撮影の続きである。午前中おっとり刀で離陸して行った154th WGのF-22A 6機が戻ってきて、次に4機のF-35Aが上がった。グリーンデーモンズの所属で、同じイールソンのF-35Aでも今年春に嘉手納に来た部隊とは違う。4機が離陸後、すぐにF-22Aに再びエンジン音が・・・彼らは、昼休みをきっちり1時間で午後の訓練に入った。後日の報道によると6月11日と12日の両日は、航空自衛隊、米軍のF-22A、海兵隊のF-35Bなど52機が参加した合同訓練が行われていたようである。

 撮影場所の防波堤から滑走路を見ていると、風はとっくにR/W20となっているが、岩国の管制官は頑としてR/W02を変更しない。結局 F-22Aの午後フライト第一ステージは、R/W02離陸から始まった。皆 午前中のハイレイト上りを期待していたようであるが、1機目がおとなしい離陸をしたものだから、後続機もそれに続いた。彼らF-22のパイロットは、滑走路の東にある此処の堤でF-22の離陸を待つ我々大勢のギャラリーをかなり意識して、サービスをしてくれている。離陸の際、親指と小指を立てる兜サインを出す者、着陸の時も同じようにサインを送ってきたし、ハイレート・クライムも間違いなくギャラリーを意識して行ってくれたサービスであることは間違いない。
↑ 午後離陸したの6機の内、番号が午前中と重ならないのは、199th FS飛行隊長指定機の1機(03-4046)だけで離陸後30分ほどでR/W02に早々に着陸した。この機体は、2018年頃は、19th FSの隊長指定機でもあった。
↑ 6月11日F-22で最後に着陸を見せた154th WG司令官指定機 03-0405機。シリアルは、いつも通り尾翼の付け根に書かれている。
F-22A Block-20 03-4061
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F-22A Block-20 03-4049
↑ ギャラリーを意識して、親指と小指でサインを送っていた。離陸の際にもこうした行動が見られ、「中指立ててた・・」など勘違いしているギャラリーもいたが、そんな失礼なパイロットはいない。彼らは、とても好意的なのであった。この機体HH-061の右側面インテークベーン横には、上から154th WGと15th WGのインシグニアが書かれている。
↑ 2時間程度の訓練を終え岩国に戻ってきた4機のF-22A。ギャラリー待望のR/W20に変わっていた。背景に写る山と海が美しい。やはり瀬戸内の風景は、日本の誇れる景色の一つである。
↑ 珍しくウェポンベイを開けたまま離陸したHH-049(03-4049)。故障ではないようで、私個人的には、これもギャラリーへのサービスで行ってくれたものと思っている。米国の航空ショーでも時々行う事であるが、離陸の際開けたままは珍しい。サイドワインダーXのダミー弾が飛び出している。199th FSのインシグニアがベイの写真左手にうっすらと書かれている。
↑ 少し高めで離陸して行った。最初の機体がこれだったので 午前中の機体のように急激な機動をするF-22は一機もいなかった。
↑ 午前中飛ばなかったF-22A(199FS 司令官指定機)03-4046 1980年にハワイのオアフ島上空からヒッカム空軍基地に駐機するF-4Cを見て以来、一度も撮影する機会はなかった飛行隊であった。感無量だ。
F-22A Block-20 03-4047